ヨーロッパ貴族が独占していたAランクヘナで白髪染め

昨晩、明日はヘナ染め教室があるので早めに寝ようとおもったとき、うちのヘナを扱っているお店の方からこんなメールが届きました。これを読み終わったあと感じたことは、まだまだ本物のヘナのことご存知ない方が多いのだなぁー、私の力不足を感じました。原文そのまま、ご紹介します。

(東京都 三鷹市 オーガニックショップさんより)
いつもお世話になっています。

先日、来店されたお客様のことで、気づいたことがありましたので、メールしますね。そのお客様は、うちの店のチラシをみて「ヘナ」があることを知って、初めて来店されました。「ヘナはどこですか?」私はすかさず「こちらの棚です」とご案内したのですが、お客様はなんとなく怪訝そうな様子でした。「あらあ・・・これがヘナ?私が使っているのとは全然ちがうわぁ」というお返事でした。いろいろとお話をうかがうと、いつもお友達が大量購入しているヘナを、お友達から買っているとのこと。

でも、いちいちお友達に頼むのも面倒だと思っていたところ、うちの店にヘナがあると知って来られたそうです。私は「ヘナといっても、いろいろなメーカーのものがありますし、品質もピンきりですからね。うちで扱っているのは・・・」とAランクヘナの説明をしようとしたところ「え〜っ!ヘナって色種類があって、イエローやパープルなど・・・私が使っているのは10種類も色があるのに・・・」どうやら、このお客様は、ご自分が使っているものだけが「ヘナ」だと思っていらしたようでした。

以前お聞きしたことを思い出し、思い切ってお伝えしました。

「あのね、佐竹さん(お客様)実はヘナって、白髪にしか色が入らないです。また、その方の髪質によって色の入り具合が異なるので、使いながら自分に合う色をつくっていくものなのですよ」・・・このことで、一つ思い出したことがあります。

だから、細かく色を分けるというのはカラー剤のように化学物質を入れないと難しいことをお伝えしました。そのお客様はお話を聞いて、オレンジを一つ早速試していただき、後日お電話を頂きました。「おたくのヘナいいわね。まず色合いがキレイだし何より髪がまとまるのが嬉しいのよ」と喜びの声を頂きました。お店をやっていて一番感動するシーンです。ちょっと周りを見まわせば、日本では質の悪いヘナがあちらこちらに横行しています。Aランクヘナを扱っていることに、まず販売している側である私が誇りを持つこと。そして、自信をもってお勧めすること。そうしないと、「ヘナって、どうせこんなものでしょう」と思っているお客様に信頼してもらえないですから・・・
(以下省略します)

このメール読んだあと、以前、私が自然食品の商社に勤めていた時のことを思い出しました。その時は本物の甘酒を知っていただきたいとお客様に試食会をやっていました。冬の寒いときでしたので、多くのお客様に味見をしていただいたのですが中には「甘酒は苦手だから・・・」と敬遠される方も少なくありませんでした。

お話をうかがうと、「苦手」というのは、お祭りのときなどにお寺や神社で配られる甘酒。酒粕にお湯や砂糖、添加物を加えた、いわゆる「甘酒」のことでした。酒粕はお米を糖化発酵させお酒を使ったあとのものですから、当然のことながら旨み成分はお酒にいってしまっているので美味しくありません。そこで味を作るために大量の砂糖と添加物を入れてつくるのが、一般的に知られている甘酒なのです。

私はそのお客様に「これは、お米を糖化醗酵させた本物の甘酒ですから、ぜひ味見してください。全然ちがいますよ」と試食してもらいました。一口飲んであまりの違いにびっくりされていました。本物の味を知らないで敬遠されている方に、本物の良さをお伝えすることの大切さを痛感しました。

甘酒は飲んで一口飲んで頂ければ違いは一目瞭然なのですが、ヘナの場合は一度試してもらうのにひと手間ありますのでちょっと大変です。そのために明日も「Aランクヘナ染め教室」を開催しています。

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