美容師泣かせの一言《自然派美容室の選び方》

Aランクヘナを使っているお客様の中には、美容師さんも大勢います。皆様、全国いろいろなところで美容室を開き、頑張っていらっしゃいますが、この方々には共通点があります。それは、表参道や代官山にあるおしゃれな美容室や、駅前にある大手チェーン店のオーナーさん・・・ではなく、その逆なんです。

住宅街の一角で自宅を改装して美容院を開いたり、狭い路地に面した雑居ビルの3階などでひっそりと営業していたり。派手な宣伝などもしないので、お客様はもっぱら口コミで集まってくる・・・そんな美容院のオーナーさんが多いんです。それには、ちゃんと訳があります。

理想の美容室を開きたい

皆さん、最初からオーナーさんだったわけではありません。若いときは大手チェーンの美容師として休み無く働きつづけ、技術を磨き、がんばってこられました。でも、お客様のためにと頑張れば頑張るほど、大きな悩みが出てくるのだそうです。それは、「店の経営」と「お客様のために」との板ばさみです。そもそも「よい美容院」「よい美容師さん」はどこで判断できるのでしょうか。それは、カットの技術です。

「上手なカット」こそ美容師のいのち!でも、実は、カットだけでは美容院の経営は成り立たないのです。

ちょっと美容室の裏話になりますが・・・表参道や代官山などのような「いい立地」に美容室を開くとなると、家賃は月に最低でも100万円単位、場所にふさわしいオシャレな内装にはン千万円はかかります。スタッフも大勢必要だから、人件費もかかるし・・・とにかく、ものすごくお金がかかるわけです。当然、売り上げを上げなければまかなえません。いくらカットが上手でも、それだけではたいした売り上げにはなりません。カット・パーマ・カラーリングなどをセットにして15,000円~20,000円という料金を取ることで、初めて経費をまかなうことができます。でも、これって、お客様を第一に考えることとは、ちょっと違っちゃいますよね。

お客様の体型・顔の形・髪の性質・服装・雰囲気などを考え、トータルにコーディネイトするカットの技を持ち、なおかつ、お客様の髪が本当の意味で「きれい」になることを望んでいる・・・そんな一流の美容師さんたちが、自分の思い通りの店を開きたいと思って開業した。それが、Aランクヘナの美容室なんです。

人間としては不器用、でもカットは一流

Aランクヘナの美容室は、オーナー自らが美容師です。一等地で開業しているわけではありませんから、家賃もあまりかかりません。従業員は雇っていないか、いたとても1人か2人ですから、人件費もたいしてかかりません。その分を質の良いAランクヘナを使うなど、材料費にかけられるわけです。

このオーナーさんたちは、外見のカッコよさを捨て、こだわりのカットとお客様の髪を「本当にきれいする」ための頭皮ケアを中心に営業する店を作った方たちですから、けっして器用な方たちではありません。愛想も良くなかったり、お客様にこびるようなこともしません。ですから、いたれりつくせりの美容室に慣れた方が初めてカットしてもらう時は、ちょっとビックリされるかもしれません。

でも、その素晴らしさを実感すれば、もう他の美容室に行く気にはなれません。むしろ、誰かに自慢したくなります。「私が行ってる美容室、すごいのよ!」って。こうして、お客様がお客様を呼ぶわけで・・・宣伝費もかかりませんね。そんな美容師さんから、こんなことをお聞きしました。

「美容師泣かせの一言ってあるんですよ。何だか知ってます?」

それはカットしてもらうとき、こうお願いするんです。「私、肌が敏感だから、ムースやワックス、トリートメントを使わなくてもいい髪型にしてください」これはもう、カットのみの勝負、ハサミ一本の勝負です!たとえカットがうまくいかなくても、化学的なスタイリング剤やコーティング剤を使えば、なんとかなります。

そして、それらのケミカルなもんを上手に使ってキレイにするのが美容業界の常識です。それを一度捨てるところから、本当に「よい頭皮」「よい髪」を作っていくことができるわけです。この美容師泣かせの一言が、Aランクヘナの美容室を生み出しているのですね。

あたかも、農薬、化学肥料を使わなければリンゴ作りはできない・・・という常識を捨ててリンゴ作りをした「奇跡のリンゴ」の木村秋則さんのようなものです。不器用、でも一流、そんなAランクヘナ美容師は、だから都会の一等地にはいません。

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