ナチュラルヘナとケミカル(化学物質入り)ヘナの違いはどこ?

先日、近所の奥さんが回覧板をお届け頂いた時のことです。ちょっとした世間話から私の仕事の話になりました。どんなお仕事なんですか?と聞かれて、ああそういえばお話ししたことなかったなぁ・・・ご存知かなぁ・・と思いながら、「インドからヘナを輸入して販売しているんですよ」とお伝えすると・・・「あら~私もヘナで白髪染めてるんですよぉ」とニコニコされました。おお、ここにもヘナのファンがいた!と嬉しくなりました。そこから、ヘナっていいですよねぇ、と話が続いたのですが・・・その奥様の髪をよ~く見てみると、ヘナで染めたにしてはちょっと髪が傷んでいるような・・・本物のヘナを使ったあの艶やかさがないのです。そこで勇気をだして聞いてみました。

「ヘナは、ご自分で染めていらっしゃるんですか?」「いいえ~、美容院でお願いしているんです。少しお高いけど、やっぱり自然のものがいいから・・」とのこと。更に詳しくお聞きしまうと、ヘナに何かを混ぜて黒くするので、一度染めで髪が黒く染まるので短時間で染まるとのことでした。う~ん、やっぱり。これは美容院で使われている化学染料入りの、いわゆる「ケミカルヘナ」をお使いのようです。(もちろんちゃんとしたヘナを使っている美容室さんもあります)これでは、例え白髪が染まったとしても、ヘナ本来の働きである「髪や頭皮を元気にする」ことはできません。でも、ご本人は、きれいに染まって満足されているので、そのまま、なんとなく話を終わらせました。このことから、ちょっと、思うことがありました。

コンビニのおにぎりが美味しく感じる理由をご存知ですか?

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突然ですが、コンビニのおにぎりって美味しいですよね。安くて、美味しくて、いつでも買えて、本当に便利です。では、どうして安くて美味しいのでしょうか?
コンビニのおにぎりに使うお米は、原価を少しでも安くするため良い質のお米は使用できません。仮にそのままのお米で🍙おにぎりにしても、モソモソして旨みもなく美味しくありません。そこで登場するのが化学物質である食品添加物です。グリシンやpH調整剤・アミノ酸などの添加物を加えることで、もっちりツヤツヤで旨みのあるお米に変身させてしまうのです。こうして出来た「美味しいおにぎり」を食べて、満足、満足!

化学物質や添加物の話になると、どうしても「化学物質は危険」という話になってしまいます。確かにそのことも大切なのですが・・・いまここで、化学物質が良い?悪い?ということを言うつもりはありません。それぞれの価値観ですので・・・。でも一つだけ確かなことがあります。それは添加物を加えることで「素材がおそまつでも、美味しくなる」「本来、質の良くないものでも、良いものにすることができる」というカラクリがあります。新鮮さとはかけ離れた古くなった野菜でも化学調味料の力を借りれば、みかけはキレイで新鮮なお漬物ができてしまいます。でも中身はやっぱり酸化した古びた野菜なのです。

Aランクのヘナとそうでないものの違いはどこ?

じつはヘナも同じですね。Aランクのヘナは葉を使ってヘナ粉にします。一方、等級の低いヘナは葉以外の茎や根も使ってヘナ粉にします。従ってそのようなヘナでは上手く色が入りません。そこで、やむを得ずジアミン・ピクラミン酸・ダイヤモンドグリーンなどの化学染料を使って色をつくるのです。残念ながら、そうしたものでは、私たちが本当に体験していただきたい感動を味わっていただくことができません。髪や頭皮が驚くほどきれいになることはありません。化学物質は、質の良くないものを、みかけだけは良いもののように見せてくれますが、決して「良いものに変えてくれる」わけではないようです。

文明や化学(科学)が発達することは、便利でいいことも沢山あり、私もその恩恵を頂いています。でもちょっとした矛盾もでてきました。
少し長くなりました。次回はそのことをブログにを書きたいとおもいます。
今年大ヒットしたジブリ映画「風立ちぬ」を通してリポートします。しばしお時間を下さいませ。

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