1人の美容師からみたヘナのお話

美容師のサチです。私がAランクヘナと出逢ってから、まだ3年半くらいになります。美容師として体験したことを中心にお伝えしたいとおもいます。
よろしくお願いします。

ここまで違うのっ!?

私がヘナと初めて出逢ったのは今から10年程前、かつて私が働いていた美容室ではメニューの一つにヘナカラーがありました。当時の私の認識としては通常のカラー剤に比べて、髪に優しいのかな!?くらいでした。実はこのヘナカラーが大の苦手でした。この時、使用していたヘナはお湯とかき混ぜると・・・・なんとも表現し難い臭いなのです。それを頭皮にのっけると乾燥してすぐに固まってしまいます、シャンプーをする頃にはお客様の頭皮の上でカピカピになっていました。そんなこともありシャンプーをするのも一苦労だったのを覚えています。色が定着しないという理由から、放置時間も1時間以上かかりますのでお客様の方も待ちくたびれていました。

ところがです。あの苦手なヘナもAランクヘナと出逢うことにより180度変わりました。大袈裟に聞こえるかも知れませんが、美容師としての世界観が変わりました。

ヘナにもランクがある!?

最初、恐る恐るシャーディーヘナをお湯で溶くと・・・「こんなにも違うのっ!!」と心の中の声でした。以前の「臭い」が、抹茶のような良い「匂い」に代わっていました。もちろん、ヘナ染めが終わった後の髪艶やクシどおりは、これまで私が知っていたヘナとは桁違いでした。

ワインや日本茶と同じでヘナにもランクがあります。具体的にはA~Hまで分類されており、低いランクになればなるほど、ヘナの主成分でありますローソニアが少なくなっていきます。低いランクのヘナはそれ自体では染毛料として色が入らないので、化学物質を入れてヘナとして販売するそうです。私は美容師なので、ヘナの品質次第でお客様の髪に影響がでるので、何でも染まればいいという訳にはいきません。化学物質入りのヘナ(業界ではケミカルヘナと呼びます)では、化学物質の力で確かに色は入るのですが、髪質や頭皮にはちょっと・・・・。もう少し正直に告白しますと、私たち美容師の中でもヘナについてきちんと知識がある美容師は極々少数派です。一般の美容室では、髪質や髪の状態によって変化するヘナよりも、見習いのスタッフがやっても見本の色通りに染まるヘアカラー剤にする方を好む傾向にあります。

今日のお話はこれでお終いです。これからも一人の美容師が現場で率直に感じていることをお伝えしていきたいとおもいます。

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