ヘナのデメリットって何?

美容室つながりの話ですが・・・うちの女性スタッフもAランクヘナをしています。まだ白髪がぽつぽつある程度で、オレンジだけで染めています。少し髪がパサつきがちでしたが、月に一度のヘナで髪質が断然良くなったことから、今ではすっかりリピーターさんになっています。

そのスタッフさんが地元の美容院でカットしてもらったときのお話です。担当の美容師さんが「髪質がいいですね。カラーリングしていないからですよ。もっと白髪が出てきて、カラーリングすると、どうしても傷みますよ・・・」えっ、そんなこと言っちゃっていいの~?と。私ヘナで染めているのわからなかったみたいで少しビックリしたそうです。

続けて「カラーリングする方には、こんなこと言えませんけど・・・カラーリングをするとどうしても髪に負担がかかってしまうんですよ~」と話してくれたそうです。もし、美容室でケミカルなものでカラーリングする際、お店の方が「化学染料で染めますから、きれいに染まります。けれど髪や頭皮は傷む可能性がありますのでお手入れはマメにしてくださいね」と言ってくれる美容師さんに出会えたら、心底髪のことを知っている美容師でであり、且つ正直な方です。メリットは、誰でも丁寧に説明してくれますが、デメリットをきちんと教えてくれることは、まずありませんから。

あえてヘナのデメリットをお話しさせてください。白髪が染まる、頭皮が健康になる、髪が元気になる・・・といいことずくめのヘナですが、デメリットもあります。えっ~!?Aランクヘナでもぉ~?そうです!むしろ、純粋な高品質のAランクヘナだからこそのデメリットなんです。それは一度染めの場合「白髪がオレンジ色にしか染まらない」つまり「カラーを選べない」ということです。一度染めでオレンジだけでなく、ブラウンやブラックになったらどんなに楽で良いことでしょう。以前ブログでお伝えしましたがそれができるものがあることはあるんですよ。それは、「ヘナ+化学染料」いわゆる「ケミカルヘナ」です。これは、白髪を染めるのは化学染料ですから、どんなカラーも思いのままです。最近、よく「海草や昆布、草花などが入った白髪染めって、安全なんですか?」という質問を受けます。テレビや新聞でさかんに宣伝してますよね。これもケミカルヘナと同じです。染める主人公である主な成分は化学染料で、それに昆布や草花などのハーブが入っているにすぎません。白髪を染めるのは化学染料のちからであって、昆布や草花で染まるわけではないのです。「昆布は髪にいい」というイメージに振り回されているのかも知れませんね。

トマト栽培にたとえてみれば・・・

家庭菜園でのトマト作りを想像してみましょう。トマトの苗を植えて・・・さてそこで「この薬だけまいておけば、あとは何もしなくても美味しいトマトができますよ」というものがあるでしょうか?残念ながらそんことはあるはずもなく、よい土・適度な水分・日当たり・・・など適切な環境と手入れがされて、初めて美味しいトマトができるのです。「これだけあれば○○できる」などというものはありえません。髪も同じです。美しい髪の再生にも、ヘナは大きな働きをしてくれる大切な要素ですが、正直申しますとそれだけで質の良い髪になるのではなく、いろいろな条件が整ってこそ、髪が劇的に変化するのです。

「簡単にキレイになりますよ」「楽々~」と耳障りのいいことを言うのは簡単ですが、現実やってみると思った通りにならず、がっかりしてしまうこともありますネ。だから、髪を良くしたい、安全でキレイに染めたいと望む方には、ヘナはちょっとしたコツを掴めばできますと正直にお答えしています。車の運転と同じで最初は少し大変におもうかも知れませんが、すぐに慣れます。実は簡単にするコツがあります。それは粉末であるヘナを上手にペースト状にするコツです。このヘナペーストさえできれば後はとてもカンタンにできます。次回はヘナペーストの上手な作り方についてお伝えしたいとおもいます。

「これだけで大丈夫」というコトバを信用するか、
「ちょっとしたコツが必要です」というコトバを信用するかは
私たち自身が十分見極めて判断していくことなのかも知れません。

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